すーずとにっく

砂の味がする

興味本位で覗いたゲイストリップで今を生きる力みたいなものを見た

初めてメンズストリップの世界に触れた頭でっかちな女おたくのいち感想です。レポは素敵な絵の描かれる方々を見てもらう方がいいと思います…すみません。大島さんがRTとかしてます。

 

Twitterで見かけたレポ漫画をきっかけに、大島薫さん好きな連れと阿佐ヶ谷Loft-Aへ。

ストリップといえば歌舞伎町や円山町の周りの「ご開帳~」のイメージだったので、年確なかったけど大丈夫か……と思っていたら

想像以上に健全な方向で、ただ脱ぐ、絡むじゃないプロの表現の舞台だった。

ただえろいの想像してた浅はかな自分に反省した

とはいえ最終的にほぼ下着姿だし濃いめに絡む。ポロリはない。

 

演目の話

物語性のある演目、それぞれの個性を生かした役を演じるダンサーさん。

理由のある脱ぎや絡み、関係性を前提とした演目は(あ~ふじょしがすきなやつ~~)と文字通り手を合わせました。

この日は1人演目がなく、2人(もしくは4人)だったのもある。(なお組はリアルカップルとのこと)

見せるための綺麗な身体と美しい動き。

 

 

演者さんの話

二千戦錬磨の超美形エースカミュさんと

そのリアル彼氏の色白モデル系新人 ウリさんと

カミュさんとステージを共にして8年目の手練れの先輩 朱雀さんの構図、あまりに漫画とかで見たことあるやつだった。えっ現実?現実なの?

大島さんがまたそれをそれを上手に引き立てること全員が全員"わかってる"空間の気持ちよさよ。

 

個人的には朱雀さんのプロっぷりがすごく素敵だなと思いました。腐作品の登場人物をあまりにも再現していて(このキャラどこかで読んだことある?)みたいな気にすらなる徹底加減が、演者としてすごく魅力的だなと思った、

あまりこうやって真面目に語るようなもんでもないと思うので営業妨害になったら申し訳ないんですが

 

余談ですがあれから朱雀さんの既視感ってなんだろうって考えてて、あーげれつたなか先生の世界線だ!と思った……伝われ(まずかったら消す)

 

チップタイムの話

これはちょっとキャパオーバーなのでもうほんと体験して確かめてください……言葉に……できない……しては…いけない……

 

 

さて。

BL自体も含め色々な物事もそうだけれど、ジャンルに括られることのいろんな不自由さがあるなかで

そこを軽々と超えて「だから何?」ってその時を楽しんだり、その枠をわざと利用したり、そんな強かさが眩しくて

浅はかな興味とたっぷりの煩悩を携えて行ったはずのメンズストリップでまさかこんな現代をどう生きる、みたいなことを考えることになるとは思いませんでした。

普段はメンズダンスと銘打っている皆さんがあえて「ゲイストリップ」なんてあからさまな言葉を利用してるのも象徴的なのかもしれません。

 半裸の美しい男性とそれを笑顔で見つめる女性たちの"わかってる"者同士の楽園がそこにあった。

 

あっあとみなさんすごくいいにおいでした